japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

夏といえば麦茶が飲みたくなる

今回はなぜか夏になると飲みたくなる麦茶のお話です。

 

麦茶の歴史は古く、平安時代には「麦こがし売り」なるものが登場し、人々は煎じて飲んでいたようです。鎌倉時代の戦国の武将たちは陣中に持参したとも伝えられています。江戸時代末期になると、麦茶は、町人衆の気軽な飲み物として、今でいう喫茶店のような「麦湯店」があちこちに出来、大いに繁盛したようです。

 

江戸後期の風俗を記した『江戸府内風俗従来』

「夏の夜、麦湯店の出る所、江戸市中諸所にありたり。多きは十店以上、少なきは五、六店に下がらず。大通りにも一、二店ずつ、他の夜店の間にでける。横行燈に「麦湯」とかな文字にてかく。また桜に短尺の画をかき、その短尺にかきしもあり。行燈の本は麦湯の釜・茶碗等あり。その廻りに涼み台を並べたり。紅粉を粧うたる少女湯を汲みて給仕す。」
(松下幸子・歌舞伎座事業株式会社所蔵)とあります。また、当時の江戸の街頭には照明がなく暗かったので、麦湯の行燈が闇を彩り、江戸情緒を醸し出していたのかもしれません

 

麦茶の原料となる大麦が日本に伝播したのはいつ頃?

大麦と人類のかかわりは大変古く、今からおよそ1万3千年前に、イラン、イラク、チグリスユーフラテス、インダス川流域の古代文明発祥地で、栽培されていたことが知られています。日本には、縄文期の末期、今から2500年ほど前に、栽培植物として伝播し、広く全国に広がったと考えられています。

日本で大麦が麦茶として飲まれるようになったのはいつ頃から?

わが国では、はやくから大麦を炒って飲料にする習慣がありました。緑茶の普及するはるか以前で、戦国の武将たちも好んで愛飲していたと伝えられています。江戸時代末期になると、麦茶は、町人衆の気軽な飲み物、お茶がわりとして商品化され今でいう喫茶店のような「麦湯店」なるものが出て、大いに繁盛したようです。人々は縁台に座って麦茶を楽しみ、話に花を咲かせたことでしょう。明治になってからも、上野・浅草・両国などの下町では、夕方から夜中まで「むぎゆ」と書いた行燈が通りに立ちならび庶民の憩いの場となっていました。
以来、親から子へ、子から孫へと親しまれ、私たちの暮らしの中にしっかりと定着しました。

 

麦茶が夏場によく飲まれるのはなぜか!?

夏の季語として読まれる麦茶は、まさに夏の風物詩的な趣をもつ飲み物です。香ばしさとさっぱりしたのどごしが好まれていますが、他の清涼飲料水と違い、保存料、甘味料等の添加物が一切含まれていない他、カフェインやタンニンなども含まれていません。 夏場は、身体の新陳代謝が活発になり水分を多くとりますが、水のかわりに麦茶を飲むことによって水分を補給することができ、「さっぱりとして美味しい」、安心して飲める自然飲料として多くの人に親しまれているからです。

麦茶特有の香りと色

麦茶の原料は、国内産の小粒大麦、大粒大麦、はだか麦です。
麦茶の製造工程は複雑ではなく、精選された原料麦を焙煎機に入れ、2-3回程度、ていねいに麦の中心部まで通常200℃~280℃の高温で煎り上げて出来上がります。
煎りの加減は、麦の量や火の強さなどで調節されます。
あの特長ある香ばしい香味は大麦、はだか麦に含まれている植物性油成分を焙煎により発散させた後に、澱粉質、糖質、蛋白質の加熱により二次的にできます。
また、麦茶の色は、澱粉質、糖質、蛋白質の熱分解により生成されたものです。

 

色々な麦茶の種類

麦茶の原料は、国産の小粒大麦、大粒大麦、はだか麦です。最近では外国産(オーストラリア・カナダ)の大麦も使用しております。なお、商品としては、丸粒麦茶(いわゆる棒麦茶)ティーバックの麦茶があり、手間のかからないお手軽タイプのティーバックが圧倒的に多くなっています。 ティーバック形式の麦茶は、煮だすタイプと冷水に直接入れるタイプに分かれます。さらに、好きな時に飲める紙パックや缶入りの麦茶もあり、麦茶の形態もバラエティーに富んできました。

 

六条麦茶と二条麦茶

大麦はイネ科の越年草で、二条と六条の2種類があります。
穂を上から見ると六条大麦は6列付き、2条大麦は2列です。

六条大麦はでんぷん質が少なく、麦茶にしても溶け出す量が少なく、最も麦茶に適しているといわれています。二条大麦は主にビールに加工さます。六条麦茶に比べ、でんぷん質が多い。

二条麦茶の方が六条麦茶より安い。他に四条大麦という種類もあるが、これは他の大麦の亜種とされ、でんぷん質が大麦の中で最も多い。

それゆえ香りが大麦の中で最も良いといわれるが、日本ではほとんど流通していない。

 

はと麦茶

はと麦は大麦と同じイネ科ですが、見た目形も違うものです。麦類よりも、とうもろこしや、ススキに近縁とされています。大麦よりタンパク質やビタミン、ミネラルを多くふくんでおり、優れた美容効果から女性に人気です。

ただし、妊娠中は禁忌とされていますので、飲料食品は避けましょう。

 

麦茶の効能

胃を守り成人病の予防にもつながる。

麦茶の抽出物をテストしたところ、胃の粘膜を保護する作用や糖尿病の合併症を防ぐ効果、炎症を抑える作用など、優れた機能性があることがわかりました。

麦茶を愛飲してきた私たちの祖先の知恵には、科学的な根拠があったと言えるでしょう。

麦茶の新しい機能性を発見したのは、 静岡大学教授で農学博士の衛藤英男先生と、京都薬科大学教授で薬学博士の吉川雅之先生です。

 

■麦茶の炭酸ジュース割り■

材料
麦茶1/2、市販の炭酸飲料1/2、レモンやライムなどのフルーツ適宜


作り方
麦茶をコップの半分まで注ぎ、炭酸飲料を注ぎます。お好みで、ライムやレモンなどを加えれば出来上がり。

 

 

■麦茶ラテ■

材料
麦茶ティーバッグ 1袋、水 150ml、牛乳 200ml、黒糖もしくはハチミツ 小さじ1

作り方
(1) 鍋に水とティーバッグを入れ沸騰させ、弱火で10~12分ほど煮出し、
 黒糖を加え溶かします。

(2) グラスに氷と(1)を入れ、牛乳を注いで軽く混ぜれば出来上がり。

 

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