japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

食物アレルギーの治療と対処法

食物アレルギーの対処方法

食物アレルギーの対処方法には、アレルギー症状が出た時の対処と、アレルギー症状が出ないように予防する対策があります。

アレルギー症状が出た時の対処

食物アレルギーをもった患者さんは原因食物を誤って食べてアレルギー症状が惹起することがあります。すぐに対処できるように下記の薬の幾つかを常時携帯することが勧められます。どのような症状でどの薬を使うか医師の指導を受けて下さい。

特に、アナフィラキシー(アナフィラキシーショック)の時は、生命の危険もあり得るので、迅速な対処が必要です。そのため、アドレナリン自己注射器(エピペン®)を事前に処方されており、常時携帯するように指導を受けている患者さんもいます。

エピペン®は患者さん本人や家族が病院を受診する前に注射する薬です。注射の仕方を日頃から練習用トレーナーで反復練習し、注射するタイミングを家族で確認しておくことが大切です。本人・家族に代わって園・学校の先生、救急救命士も注射することができます。

いつも携帯する薬の例
・抗ヒスタミン薬
・気管拡張薬
・ステロイド薬
・アドレナリン自己注射製剤  

アレルギー症状が出ないように予防する対策

原因食品を除去・回避することが基本です。除去食は食物アレルギーの症状が出ないように予防する方法です。これは予防方法として最も確実な方法ですが、患者さん、その家族、関係者にとって種々の負担となります。
よって、必要最小限の除去食にすべきですが、そのためには、原因食物の正確な診断が大切です。
主治医や栄養士と相談しながら適切な除去食を心がけましょう。
 
 食事療法の基本

正しい診断に基づいた必要最小限の除去が原則

食物アレルギーの日々の管理は、症状を引き起こさずに食べることが基本です。
そのためには、原因食品の除去を行う必要がありますが、栄養面やQOL(生活の質)を考慮した“必要最小限の除去”にとどめることが重要です。誘発歴や食物経口負荷試験によって安全に摂取できる食品を確認し、日々の食事に取り入れていきましょう。また、原因と診断された食品でも、経口負荷試験が陰性となる量が判明する場合は、アレルギー症状を誘発しない範囲内の量は摂取しても良く、さらに、加熱・調理によってアレルゲン性が低下しているため無症状で摂取ができる食品は除去する必要はありません。
しかし、原因食品を食べるわけですからはリスクを伴います。自分の判断で“少しだけ食べさせる”や“少量ずつ増やす”は行ってはいけません。必ず、医師から具体的な安全な量や食品の指導を受けて下さい。食品除去の程度は成長に伴って変化するといわれています。定期的に医療機関を受診し、安全に摂取できる食品や量を増やすことが可能か指導を受けて下さい。また、誤食防止のため、加工食品のアレルギー表示を正しく理解するなど、安全確保に配慮することが大切です。ただし、“原因食品でも安全な量までは摂取する食事療法“は家庭に限ります。一方、園・学校の給食は担当者も園児・生徒も複数と集団の場のため誤調理・誤配膳などによる誤食が起きやすい状況にあります。安全性の確保を最優先とするため、給食では出来るだけ単純な対応とすべきです。”提供される原因食品を含むすべての献立を食べることができない場合は原則として完全除去”とすることも理解してください。  
 

除去食でみられる誤解

アレルゲンの除去は、必要最小限にとどめることが大切です

鶏卵と魚卵
鶏卵とイクラなどの魚卵に含まれるアレルゲンタンパク質は別物です。そのため、両方の食物に対してアレルギーでなければ、鶏卵アレルギーがあっても魚卵を除去する必要はありません。
 
鶏卵と鶏肉、牛乳と牛肉
鶏卵にアレルギーがあっても、ほとんどの患者さんは鶏肉を食べることができます。同じように、牛乳アレルギーがあってもほとんどの患者さんは牛肉を除去する必要がありません。
 
 

ピーナッツと他の木の実類
木の実類は即時型アレルギーを発症することが多く、しかも、耐性化しにくいとされています。1種類の木の実にアレルギーがあっても、他の木の実にアレルギーがあるとは限りません。それぞれについて除去の必要性を検討します。
ただし、クルミ科のクルミとペカンナッツ、ウルシ科のカシューナッツとピスタチオの間には強い交差抗原性があり、一方に対してアレルギーがあると他方に対してもアレルギー症状が引き起こされる可能性が高いとされています。

 

魚類

すべての魚が食べられないことはまれです。
多くの場合、食べられる魚を見つけることができます。
青身、白身など魚を色で区別して除去する必要はありません。
 
  

 

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